中ザワヒデキ 「現代美術史日本篇1945-2014」改訂版 11月21日発売 予約受付中

2014年11月21日、美術家・中ザワヒデキによる「現代美術史日本篇」の改訂版が、待望の発行となります。初版は10年前の2004年。同年に東京都現代美術館で開催されたMOTアニュアル「私はどこから来たのか/そしてどこへ行くのか」展にあわせて発行されました。会期中未完に終わった同書は、その後少しずつ書き進められ、2008年に1冊の本として発行されました。筆者自身、「日本で唯一の現代美術正史」と語るように、国内外の美術愛好家からのニーズも高く、瞬く間に予定出版数は完売。今では入手困難なものになっています。今回、改訂版発行にいたったのは、2008年から現在に至るまでに現代美術に新たなムーブメントが起こったからだと中ザワはいいます。カオスラウンジをはじめとした新たな表現者の活動が、中ザワ独自の循環史観によって解読された第8章があらたに加わりました。再び、日本現代美術が海外から注目を浴びつつある今だからこそ、戦後から現代に至るまでの「現代美術史」を理解するための必読の書といえるでしょう。


【仕様】

中ザワヒデキ著
価格:1500円+税
モノクロ、136ページ
ISBN:978-4-908122-00-2
サイズ:AB判(210×257mm)
日英バイリンガル
発売日2014年11月21日


【目次】
Chapter 1 1945-1954
シュルレアリスムと多様性ー敗戦後の美術状況
1a    美術家の戦争責任問題
1b    ヴェネツィア・ビエンナーレへの参加
1c    「重い手」、レアリスム論争、岡本太郎
1d    ルポルタージュ、密室、瀧口修造と実験工房

Chapter 2 1955-1959
前衛ー具体、九州派、アンフォルメル
2a    具体
2b    九州派
2c    前衛と地方性
2d    アンフォルメル旋風
2e    アンフォルメルと東洋

Chapter 3 1960-1963
反芸術ーネオ・ダダとハイレッド・センター
3a    ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ
3b    読売アンデパンダン展の廃止
3c    ハイレッド・センター
3d    日本のポップ・アート
3e    ゼロ次元

Chapter 4 1964-1979
還元主義と多様性ーもの派、概念派、美共闘
4a    日本概念派(1)オブジェを消せ
4b    日本概念派(2)トリックス・アンド・ヴィジョン
4c    もの派
4d    美共闘、ポスト概念派、ポストもの派
4e    絵画回帰

Chapter 5 1980-1984
脱前衛ー80年代アヴァンギャルドと日本グラフィック展
5a    日本のポストモダニズム: 内部と外部
5b    内部: 80年代アヴァンギャルドと新表現主義
5c    外部: ヘタうまと日本グラフィック展
5d    ポストモダニズムと循環史観

Chapter 6 1985-1994
再現芸術ー関西ニューウェーブから東京シミュレーショニズムへ
6a    森村泰昌と関西ニューウェーブ
6b    東京シミュレーショニズム前夜
6c    東京シミュレーショニズム(1)村上隆と中村政人
6d    東京シミュレーショニズム(2)小沢剛と会田誠

Chapter 7 1995-2009
マニエリスムと多様性ー悪い場所、スーパーフラット、マイクロポップ
7a    快楽主義とマニエリスム
7b    ひそやか系、スタジオ食堂、昭和40年会
7c    悪い場所、スーパーフラット、方法
7d    美と価値とインフラ
7e    マイクロポップ、美術内美術、チン↑ポム

Chapter 8 2010-2014
搾取前衛ーフクシマ前後の表現主義と反表現主義
8a    二艘木洋行と第四表現主義前夜
8b    カオス*ラウンジと2010年の風景
8c    フクシマ以後の表現主義的動向
8d    フクシマ以後の反表現主義的動向

【関連情報】
中ザワヒデキインタビュー「新たな局面を迎えた現代アート」

 


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