「ちよめがね」アーカイブ公開

10月21日(金)の21時〜23時、インターネットTV「ホウドウキョク」にて『金子國義スタイブルック』を取り上げていただきました。

番組名:『ホウドウキョクxFLAG9』
コーナー名:ちよめがね
出演:森下知哉・阿部知代
日時:10/21(金)21〜23時
アーカイブURL:https://www.houdoukyoku.jp/archives/0009/chapters/12263

houdoukyoku
同書が紹介されるのは、番組のエンディング「ちよめがね」のコーナーです。アナウンサーの阿部知代さんが、最近、実際に見た美術や演劇のなかで、興味をもったものを自由に取り上げる企画で、まさに「阿部知代さんのおめがねにかなう」ものだけがピックアップされます。

聞けば、阿部知代さん、高校生の頃からの大の金子國義ファンだということです。今回の番組用の資料づくりのやりとりの中でも、言葉の端々に思い入れを強く感じました。美術とは熱量です。熱のない人と仕事をするのは嫌なのですが、阿部知代さんはテレビ業界のなかでも数少ない熱源の一人です。

かつて、フジテレビに「テレビ美術館」(1970-2005年)という番組がありました。多くの美術番組が大型美術展を扱うなか、「テレビ美術館」は現代美術を扱っていました。しかも、朝の5時30分という時間でした。視聴率を重要視するテレビにおける現代美術の扱いはそんなものです。でも、阿部さんはきちんと現場を取材し、インタビューをとって、ご自身の言葉で現代美術を伝えるという姿勢を貫きました。そして、多くの美術作家の共感を得ました。今でも作家に阿部知代ファンはたくさんいると思います。とりわけ、スタジオ食堂や昭和40年会の作家には同世代ということでシンパシーが強かったのだと思います。スタ食のアトリエにはしょっちゅう遊びに行っていたという話を聞いたこともあります。

僕が初めて阿部さんとお会いしたのは、水戸芸術館の「カフェイン水戸」(2004年)でした。「テレビ美術館」の取材でいらしていたようです。その後、雑誌で現代美術の特集をすることになり、インタビューをさせてもらいました。次に取材をしたのは、「テレビ美術館」が終了するということを聞いて駆け付けた2005年です。手元にコピーがあったので、アップしておきます。スタジオ食堂からは須田悦弘さん、中村哲也さん、中山ダイスケさん、昭和40年会からは小沢剛さん、松蔭浩之さん、キュレーターからは南條史生さん(森美術館副館長、当時)、逢坂恵理子さん(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)が収録に参加されています。

abechiyosan

テレビ美術館が終了したのち、「art lover」という番組が生まれました。こちらも美術館からギャラリーまで丹念に現代美術を追いかけるとてもいい番組でしたが、2010年に終了。その後、阿部知代さんはニューヨークに出向となり、数年間、日本の現代美術の最前線から少し離れたかたちとなったのです。

そして、2015年に帰国。再び精力的に美術館、ギャラリーを回り、現代美術を楽しんでいるようです。インターネットTVにメデイアは移りましたが、その方が制約なく自由に番組をつくれるのではないでしょうか。

「ホウドウキョク」、チェックしていきたいと思います。

おまけ)
ごく最近、放送になったものですが、「BRUTUS」(11/1)の特集「現代アートと暮らしたい」の特集にあわせ、フクヘンの鈴木芳雄さん、雑誌でも紹介されているコレクターで弁護士の小松準也さんが出演されています。おもしろいので、よかったらどうぞ。
http://www.houdoukyoku.jp/pc/archive_play/00092016101401/2/

 


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