[6/16 トーク]3人の編集者が語る「アート・パブリッシングの現在(とこれから)」楠見清✕阿部謙一✕細川英一

ワタリウム美術館で開催中の「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」 展の関連イベントして、同美術館の地下書店オン・サンデーズにて「アート・パブシッシングの現在(とこれから」と題したトークショウを開催いたします。

【イベント概要】
楠見清✕阿部謙一✕細川英一
3人の編集者が語る「アート・パブリッシングの現在(とこれから)」
6 月 16 日(金) 20:00-21 :30
会場:オン・サンデーズ地下書店
参加費:1,000 円(税込)
予約・問い合わせ先:オン・サンデーズ地下書店
mail: onsundays@watarium.co.jp
TEL: 03-3470-1424

危機的といわれる出版業界のなかでも、美術書についてはなおさらきびしいといわざるを得ません。しかし、アートに特化した大型書店が出現し、一方でインディペンデントなアート書籍の新たな動向もあるなど、出版を介在させた美術の送り手と受け手の関係性は変わりつつあります。そこで、今回のトークでは、『美術手帖』元編集長で現在は大学で教鞭を執る楠見清さんと、現代美術関連のフリー編集者である阿部謙一さん、『ラムからマトン』の版元アートダイバーの細川英一さんを招き、芸術書出版の今昔、そして未来について語り合います。

登壇者プロフィール
楠見清(くすみ・きよし)
美術編集者・評論家。1963年生まれ。『美術手帖』(美術出版社)編集長を経て、首都大学東京准教授。著書に『ロックの美術館』(シンコーミュージック)、『20世紀末・日本の美術──それぞれの作家の視点から』(中村ケンゴ他との共著、アートダイバー)、『もにゅキャラ巡礼』(南信長との共著、扶桑社)。

阿部謙一(あべ・けんいち)
編集者。1969年生まれ。フリーランスとして、現代美術関連の書籍や作品集、雑誌記事などの構成、編集、執筆を手掛ける。共著に『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』(Chim↑Pomとの共編著、無人島プロダクション)、『ゲンダイチコースケの事件簿』(劇団★死期名義、アートダイバー)がある。

細川英一(ほそかわ・えいいち)
アートダイバー代表・編集者。1975年生まれ。編集プロダクション勤務の後、『美術の窓』(生活の友社)編集部へ。現代美術部門の立ち上げ、『アートコレクター』創刊を経て、2013年独立。14年、アート専門出版社「アートダイバー」を設立し、中ザワヒデキ著『現代美術史日本篇1945-2014』、宮島達男著『芸術論』などを発行している。