[WORK] 金丸悠児作品集 ー時を運ぶ者たちー

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表紙のタイトル部分から日本語表記をはずし、デザイン性を重視。シンプルでいいですね

このたび、3月31日発行となる「金丸悠児作品集ー時を運ぶ者たちー」の編集をお手伝いさせていただきました。

この作品集は、3月19日から池袋東武ではじまる全国百貨店、ギャラリー、アートフェアでの大規模な連続個展にあわせての刊行となります。

金丸さんにとって初の作品集となるものですが、初期作品から最新作まで170点ほどが載る決定版といえるものです。とくに色とマチエールに特徴のある画家ですので、色の再現にはかなり手間を要しましたが、金丸さんの盟友でもあるデザイナーの堤岳彦さんのご尽力によって、かなり満足のいく仕上がりになっています。

3月19日〜25日の池袋東武での個展にて数量限定の先行販売があるそうなので、ぜひ手に取ってご覧ください。
金丸さんを古くから評価されている立島惠さん(佐藤美術館 主任学芸員)の寄稿文も、作風ととてもマッチしたポエジーなものですのでぜひ読んでください。
なお、書店には3月末くらいから並ぶ予定です。

以下が作品集の仕様です。

金丸悠児作品集ー時を運ぶ者たちー
2015年3月31日 初版発行
サイズ:B5版、160ページ、オールカラー
著者:金丸悠児
発行人:伊藤里織
発行所:株式会社マリアパブリケーションズ
〒105-0004東京都港区新橋5丁目14-4-903
電話 03-5777-1577
FAX 03-5539-3869
発売所:株式会社実業之日本社
〒104-8233東京都中央区京橋3-7-5 京橋スクエア
電話 03-3535-4441(販売)
振替 00110-6-326
実業之日本社URL http://www.j-n.co.jp/

編集:アートダイバー
デザイン:堤岳彦(ebc)
撮影:(平面)松田優子 MGMフォートサービス
(立体)安川啓太 水野美加
印刷:株式会社シナノ
ISBN978-4-408-63008-3

協力:
新生堂
ギャラリー和田
四季彩舎
柳井美術
ギャラリーマークウェル
アートキューブ
ホワイトストーンギャラリー
セタギャラリー
いつき美術画廊
金魚空間
ショアウッドジャパン
茂木美術
画廊大千

<出版社からの内容コメント>
画家・金丸悠児による初の画集。初期(2000年頃)から現在に至るまで、15年に渡る画業を紹介する。これまで描いた作品から代表作を中心に約170点を掲載。カメ、古代魚、カメレオン、ゾウ、フクロウ、といった動物シリーズの他、コラージュシリーズ、立体シリーズ、など手がけてきた様々な作品をシリーズごとに紹介。
二十歳の頃、複雑で美しいマチエルに憧れて描き始めた絵画。太古から続く生命の連鎖に神秘を感じ描き続けてきた”時を運ぶ者たち”。動物は対話と共感を運んでくれる”親愛なる隣人たち”である。本書を通じて、見る者の無意識とつながり、どこかで出会ったことがある昔の友人と再会したような懐かしさを感じていただけましたら幸いです。

<著者略歴>
1978年、神奈川県に生まれる。2003年東京藝術大学大学院デザイン専攻を修了、在学中は大藪雅孝、中島千波の元で指導を受ける。独自のマチエルを用いた絵画手法により、古代から紡がれる人間の生命観や地球観を、動物や建物を描くことで表現している。他方ではアーティスト集団C-DEPOTを設立、代表を務めるなど、作品制作以外のアプローチからも芸術と向き合い、社会におけるアーティストのあり方を追求している。
主な展示に、EXHIBITION C-DEPOT(2003〜)、損保ジャパン美術財団選抜奨励展(2005)、韓国青年ビエンナーレ(大邱文化芸術会館 / 2006)、ShinPA!(おぶせミュージアム・中島千波館 / 2007〜)、ShinPA 東京展(佐藤美術館 / 2007〜)、アートフェア東京2011(個展)、新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館(2013)、などがある。
http://www.kanamaru.cc/yuji/

〈刊行記念展スケジュール(予定)〉
・池袋東武/個展 3/19(木)〜25(水)
・横浜そごう/個展 4/7(火)〜13(月)
・神戸そごう/個展 4/21(火)~27(月)
・柳井美術 7/29(水)〜8/4(火)
・ギャラリー和田 9/28(月)〜10/8(木)
・あべのハルカス近鉄 11/12(木)〜18(水)

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色校正中の金丸悠児さん(左)とデザイナーのebc堤岳彦さん(右)